音と生きる人…

ふと感動してしまった音やLiveを勝手に紹介します。 たまに本とか映画も紹介します。 楽器の話で勝手に盛り上がるかもしれません。

久しぶりに記事を書きます。
といって、最近は忙しさにかまけて音楽に対する熱意をイマイチ発揮できていなかったので、
今回の記事では私の気になるLive情報を先取りアップしてみました。

既に行くことが決まっているLiveは、
そのことも合わせて書いておきますので、
もしご縁がある方は声をかけて下さい(笑)。

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【"独断と偏見"からSelectされたLive Information】
>>8/20(wed)
 INO hidefumi@Billboard LIVE Tokyo
  ★詳細★
  ⇒2nd Albumが発売されてから、実は初Liveだそうです。
   Fender Rhodesの名前を一般大衆に広めた功績はやはり大きいですな。
   まさかRhodesが描かれたジャケがHMVのPick Upに入るとは(笑)。
   パンチがあるかというと「無い」と思ってます。
   変わり種でもありません。割とStandardなタイプのMusicianです。
   でもそのオーソドックスなStyleが逆にClub世代に生音人気を広めた部分でもあり、
   聴き易さなんだと思います。
   「INO hidefumiが聴きたい」と思うことはなくとも、
   やっぱ街で流れてると上がりますから、いいもんはいいんです。
SatisfactionSatisfaction
(2006/06/09)
INO hidefumi

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Living MessageLiving Message
(2008/06/27)
INO hidefumi

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>>9/2(tue)
 Sly & The Family Stone @Blue Note Tokyo
  ★詳細★
  ⇒初来日です!予約開始と共に既に満席状態でした。
   行きたいけど行けない状態です。
 
FreshFresh
(2007/04/17)
Sly & the Family Stone

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>>9/5(Fri)〜9/6(Sat)
 Esperanza Spalding@BillboardLive Tokyo
  ★詳細★
  ⇒実は聴いたことがありませんが、名前と顔とProfileの全てが気になります(笑)。
   「金があったら行きてぇよ」ってLiveです。
   誰か行ったら感想聴かせて下さい。
EsperanzaEsperanza
(2008/05/20)
Esperanza Spalding

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>>9/8(Mon)〜9/13(Sat)
 S.M.V.@BillboardLive Tokyo
  ★詳細★
  ⇒なんか行かなくても判るなぁ、って感じのメンツですが、
   BassPlayerの端くれとしては行って見たい気もします(笑)。
   Stanley ClarkeとMarcus Miller、Victor Wootenという3大BassPlayerが来日して、
   同じStageに上がるわけです。
   こと3者の特徴として、「ただのBassPlayerではない」点があるでしょう。
   Marcus Millerはこれまでにプロデューサとしての地位を築いているので言わずもがな、
   Victor Wootenも激テクPlayerである以前に、
   Melodyに対する感性が抜きん出ている所謂「聴かせますぜ」タイプのPlayerです。
   彼らのStageはBassPlayerとして目指せる音楽の深さ、
   幅広さを感じられるんじゃないかと思ってます。

   ん?何故行かないかって?
   誰か奢ってくれるなら行く(笑)。
>>9/13(Sat)
 Carhartt present bathroom@UNIT
  FIVE DEEZ / FAT JON / PASE ROCK他

  ★詳細★
  ⇒どうしようかなぁ、行こうかなぁ。
   最近のFAT JONイマイチぴんとこないんだよなぁ。
Repaint TomorrowRepaint Tomorrow
(2008/08/02)
ファット・ジョン・ジ・アンプル・ソウル・フィジシャン

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KommunicatorKommunicator
(2006/02/21)
Five Deez

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>>9/13(Sat)〜9/15(Mon)
 Junko Onishi Trio featuring Reginald Veal and Herlin Riley @Blue Note Tokyo
  ★詳細★
  ⇒大西 順子さんのLiveです。
   日本人Jazz Pianistの中では重鎮ですが、
   こんなにダイナミクスを持った演奏家は珍しいと思ってます。
ビレッジ・バンガードの大西順子ビレッジ・バンガードの大西順子
(1994/09/21)
大西順子トリオ

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>>9/16(tue)〜9/21(sun)
 Roy Hargrove Big Band @Blue Note Tokyo
  ★詳細★
  ⇒9/20(Sat) 1st Stageに行きます。
   前回の来日が丁度1年前くらい。
   2007年9月にBlueNoteTokyoで見たTrioが確か最後の来日でした。
   今回は編成をBigBandにして、どんなLiveを見せてくれるのか楽しみです。
EarfoodEarfood
(2008/07/29)
The Roy Hargrove Quintet

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>>9/19(Fri)
 Jose James and his band × J.A.M.@BillboradLive Tokyo
  ★詳細★
  ⇒すげぇ気になる!行きたい(-_-;)
   なんせジャイルス・ピーターソンのNew Labelから1stをリリースした逸材として名高いし、
   同時来日するBandも気になるProfileばかり。
   ClubJazz好きなら絶対行きたいLiveだと思う。(できればLoungeで聞きたいけど。)
   
   なおそのBandはNeville Malcolm(Incognito、Us3のBassPlayer)と、
   Richar Spaven(Guru、4HEROのDrumPlayer)。
   う〜ん、気になる。
The DreamerThe Dreamer
(2008/01/29)
Jose James

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>>9/22(mon)〜9/23(tue:秋分の日)
 Dianne Reeves@BillboardLive Tokyo

  ★詳細★
  ⇒記憶に定かではないが、Dianne Reevesも来日はかなり珍しいArtistな気がする。
   こと大御所Singerの中でも最高峰と呼ばれ、且つ楽曲は一般ウケも悪くない。
   とくれば、Midtownデートに締めくくりに最適とか思ったりそうでなかったり。
   ん〜、知ったかぶりしたオヤジが若い娘を連れて来そうな気がする(笑)。
When You KnowWhen You Know
(2008/04/15)
Dianne Reeves

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>>10/4(Sat)〜10/5(Sun)
 Radiohead @さいたまスーパーアリーナ
  ★詳細★
  ⇒10/4(Sat)に行きます!
   今でも予約が取れるのか不明ですが、
   言わずと知れたRadioheadが伝説のSummerSonic以来の来日を果たします。
   来日はこれで4年半ぶり。新作リリースから既に10ヶ月くらいが経ちますから、
   これを見ずして今年は終わりませんがな。
In RainbowsIn Rainbows
(2007/12/27)
Radiohead

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>>10/16(Tue)〜10/21(Tue)
 Joe@BillboardLive Tokyo

  ★詳細★
  ⇒行ってしまうかもしれません(笑)。
   どうしよう、凄い行きたい。だってJoeですよ?
All That I AmAll That I Am
(1997/07/29)
Joe

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>>10/16(Thu)〜10/20(Mon)
 Richard Bona @BlueNoteTokyo

  ★詳細★
  ⇒10/18(Sat) 1st Stageに行きます。
   初Bonaなんです!楽しみ過ぎます!
   彼はBassPlayerとして有名ですし、えてして「激テクPlayer」として注目されがちです。
   私自身はといえば、彼の激テクよりも彼の深い音楽性の方に関心がありまして、
   Roots MusicやAfricanに興味のある人には幅広く来てほしいLiveです。
   絶対、「人生」と「音楽」の繋がりに、ある答えが見える音楽です。
ムニア~ザ・テイルムニア~ザ・テイル
(2003/09/21)
リチャード・ボナ

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ティキTiki
(2005/11/16)
リチャード・ボナスシーラ・ラーマン

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>>11/3(Mon)〜11/8(Sat)
  Babyface@BillboardLive Tokyo

  ★詳細★
  ⇒君はBabyfaceが好きか〜!?
   俺も好きだぁ〜!!
A Collection of His Greatest HitsA Collection of His Greatest Hits
(2000/11/14)
Babyface

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って感じでした。
その他にEventも漁って、良さそうなのがあればUPします。
テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽
Amel LarrieuxのLiveへ行ってきました。
the RootsのLiveに次いで、二度目のBillboard Live Tokyoです。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
[Member]
■Amel Larrieux(Vocals)
 my space"Amel Larrieux"
■Kimberly Hassell(Background vocals)
■Bahnamous Bowie(Keyboards)
■Jeffrey Connor(Bass)
 my space"Jeffrey Connor"
■Keith Witty(Bass)
 my space"Keith Witty"
■Adrian Harpham(Drums)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
Lovely StandardsLovely Standards
(2007/05/22)
Amel Larrieux

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「この人の音楽はLiveが面白い」
そう思った。

彼女のステージは、想像以上に"創り込まれていない"ものでした。

Amel Larrieuxといえば、不思議に入り組んだTrackと、
単一の音調の中で自由なメロディが絡むArtisticな作品がまず印象にある。

しかし実際に彼女の音楽をLiveで聴くと、
なるほど"Singer Songwrighter"と呼ばれる理由がとてもよく分かる。
所謂R&Bや近代Jazzとはちょっと毛色が違う。
音楽感に対する表現が適切かどうかはわからないけれど、
黒人版Radioheadという感覚がとても近かった。
そして彼女は勿論Tom York(笑)。

意外とこの人は行き当たりばったりに、
その時その時に感じたことを常に形を変えて表現するタイプのMusicianなんでしょう。

彼女のステージはとても自由だし、
周りのMusicianも"最低限のルール"を守りながら、
しかし積極的に自由なPlayをしていく。
(ここでいう"最低限のルール"とはつまり、彼女と彼女の旦那の作り上げた世界観)

色々な意味で主役であるAmelと周りのメンバーの距離感が独特なLiveでした。



個人的な見所はMember構成がTwin Bassな点。
(はいはい、どうせBass Freakですよ★ だってBass Playerですから。)

Live会場に着くと、
ステージのSetを見渡す癖が付いている私は、
辺りを見回す。

「どうやってあの入り組んだTrackをLiveで作るのか」が気になって仕方ない。

第一候補はKeyboardコーナー。
ここにSamplerやSynthがあれば、80%程度の音は作り込める。


ない。


第二候補はGuitarコーナー。
足下にPedal系のEffectorがずらり。

なるほど、Guitarで空間系の音を作るのかと納得。

そして、Liveが始まってびっくり。
そのPedalの持ち主の手元にはJazz Bassが。



Bassが二本!?
Bass PlayerはKeithという白人とJeffという黒人の二人。

Keithは1曲目のOpenningのみStingrayの5弦を弾いて、
後は全編通してUpright Bassを弾き通してました。

面白いのはJeff!
Fender Custum ShopのJazz Bass(Active、4弦)を、
DigitechのPedalやその他のEffectorを通して、
「Bassじゃない音」でLiveの80%をこなす。



凄いPA
そしてもう一個驚いたのは、
Bassの彼らの音がぶつかることは何故か絶対にない。

普通Bassが二本ある時は、
低音がぶつかり合わないように音程が離れたPlayをするものです。
もしくは、双方のEQを調整して片方の低音をCutする。
でもこの日のLiveでは、
絶対に低音が会場をワンワン回っちゃうようなことはなく、
完璧に近いくらい聴き易い空間が出来上がっていた。

Jeffが低音パートを弾くとEQがちゃんと臨機応変に調整され、
Uprightも音像がしっかり出て、DrumのKickにもきちんと乗っている。

ちなみに前回おなじ会場、同じ座席で見たthe Rootsは
PAが下手過ぎて最悪だった。
(よってBillboard Liveの会場イメージは個人的にあまり良くない。)

「今回のPAは相当いい腕だな」と思っていると、
なんとPAのポジションにいるのはマネージャー兼プロデューサーのLaru Larrieux。
なるほど完璧な理由はこれか(笑)。




Liveといっても、所謂\1,500で1Drink付くPunkBandを見に行くのでない限り、
音はその日の印象を決定的に変えてしまう程大事なんだと、
改めて気づきました。

そういった意味でプロデューサーが常にLive PAをできるのなら、
これは大事なことです。

音源の中では夢のような世界が創れます。
ありえない音の風景と風景をコラージュすることもできるし、
20近いシンセを同時に鳴らすことも、ありえないReverveの掛け方もできる。

でもLiveでは常に会場の都合で天然Reverveが掛かるし、
出音の向こうには自然界が待っている以上、
ある一定以上「ありえない音」が出せないという制限がある。
Amelのような特異なBreak Beatsで世界ができあがっているMusicianは、
それをLiveで出すのが凄く難しいと思う。

しかしもし世界観を最も共有できる優れたプロデューサーがLivePAをできるなら、
間違いなく彼に勝るPAはいないはず。
何故なら彼は"創るべき音"のゴールを知っている。

普通PAに注文をつけると、
そのPAの世界を通して注文は受け取られる。
つまりどんなに「大きくして」といっても、
彼にとっての「大きい」でしか音を出してくれない。



唐突だが、Amel Larrieuxはめちゃくちゃ可愛い。

とても眼力が強く、歌を歌う時の眼差しは怖いくらいなのに、
ふと素に立ち返るととても二児の母と思えないくらいあどけない笑顔をする。



彼女が自由な表現をしていられる背景に、
常にLaruが力を貸しているんだと思うと、
なんだか素敵な夫婦だと思いました。

…ってLive Reportのオチがそれか(笑)。

BravebirdBravebird
(2004/01/20)
Amel Larrieux

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MorningMorning
(2006/08/18)
アメル・ラリュー

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Infinite PossibilitiesInfinite Possibilities
(2000/02/17)
Amel Larrieux

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テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽
"Heavy Migration" / DDay One

ヘヴィ・マイグレイションヘヴィ・マイグレイション
(2008/02/02)
ディーデイ・ワン

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[総評]
1) Organicである
  ※いわゆるOrganic Jazzとかではなく、Orientalで野性味がある音。
2) 深く沈んでいけるような音である
3) 川崎の工場街を遠くで見てるような空気を感じる
4) 春の風をほほに受けながら聴いてるような音である
5) Melodyが最大限活きている
6) そして、一人で聴いていて寂しくなれる音

前作"Loop Extentions"よりもよりOrganicで、
よりMelodyが活きていて、より長く聴ける感じになったと感じました。
それでいて荒々しく、
遠くで鳴っているような不思議なDrum Trackの作りは変わらず、
あくまで前作の延長線上で"進化"した音です。

Art the Beatdoctorの
「もうちょっと黒かったら良かった!」ってところが無くなった感じ(笑)?

発表のあった2月から金銭的になかなか買えてなかったところにきて、
その分聴く喜びがひとしお(笑)。

最近はPrefuse73の"Preparations"と、Tocoの"Outrolugar"とこれの3枚ばかり聴いてます。



彼のSoundは所謂最近のJazzy Hiphop系の"Jazzy"と全く異質ですが、
個人的にはJazzの本当の底に近いところにDDay Oneの本質を感じます。

70年代後半から80年代のJazzに聴ける"過渡期の実験作"を、
現代のコンセプトに合わせて見事に完成させたようなハイコンセプトさと、
卓越したサンプリングテクとセンスがこのアルバムで見事に合わさってます。

春の夜長のお供にどーぞ。



[そもそもDDay Oneとは…]

P-Vine Record Reviewより↓
http://bls-act.blogspot.com/2006/08/dday-one-loop-extensions.html

Dday One02


Dday One
テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽
Mark MurphyのLiveをMotionBlue Yokohamaへ見に行ってきました。

元々は4月の招待状を使うためという消極的な目的で考えていたのですが、
実際にLiveを見て思っていた以上に色々持ち帰れたので良かったです。


[そもそもMark Murphyとは…。]

1990年代にはGilles Petersonに再評価され、
U.F.Oとのコラボレーションもあったり、
それをまたNicola ConteがRemixしたり、
一時期Club Jazzでも盛り上がりを見せていました。
21歳でSunny Davis Jr.に見出されてから、
6回のグラミー賞受賞をするといった輝かしい功績を持っている希有な人です。

代表作は1961発表の"RAH"。
Ray Barrettoも参加しているので、
LatinからBosa Nova、Bluesまで好きなBlack Music好きには涎ものな名作。
Rah!Rah!
(1994/03/10)
Mark Murphy、Ray Barretto 他

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最新作では2007年2月に"Love Is What Stays"をリリースしています。
Love Is What StaysLove Is What Stays
(2007/02/05)
Mark Murphy

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[Live Report]

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

Mark Murphy(vo)
Brian Newman(tp)
Misha Piatigorsky(p)
Dean Taba(b)
Chris Wabich(ds)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

全体的に若々しいBack Bandに大御所が乗っかるタイプの構成でした。

特にBrian Newman(Tp.)とMisha Piatigorsky(P.)の二人は
始終元気一杯で、抑えが効かないタイプらしい(笑)。
Misha Piatigorskyに至っては、
Markが曲を締めようとしても気づかずにSoloを延長するワガママっぷり。
(ちょっとKYな感がありましたな。)

"Latin系"と"聴かせるしっとりSong"を交互にやるような楽曲構成で、
Cole Porterの"All Of You"を原曲を全く無視したようなアレンジでやるなど、
かなり自由度の高いステージだと感じました。

Mark Murphyは老いてなお盛んと言わんばかりにスキャットでさかんにSoloに参加し、
全体の構成は全てリアルタイムで指揮を取る。
(酔いのせいか、老いのせいか、スキャットの呂律が回ってなかったですが(笑)。)
しかもそんな指揮が突然やってくるものだから、
若手は皆無茶なフリに振り回されっぱなし(笑)。
ワガママお爺ちゃんと孫のような構図に笑いが止まらないステージでした。

アンコールではHipHopの曲をアレンジするなど、
現代にしっかり根付いて音楽をやっている姿勢等、
とても人間として尊敬したいステージだと感じた一晩でした。
テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽
The Melody At Night, With YouThe Melody At Night, With You
(1999/10/19)
Keith Jarrett

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明るい曲、楽しい曲、悲しい曲……。
曲によっても感じるものは様々だけれど、
色々な意味でこのKeith Jarrettの"The Melody At Night With You"というアルバムは特殊だと思う。


こと最近の音楽は総じて"誰がために"鳴っているのかわからないものが多い一方、
このアルバムは究極的に"個人的な"アルバムだと感じるから。
(当然人によって感じ方は色々ですが。)




今日久しぶりにこのアルバムを自宅で帰って聴いた時、
自分でも笑えるくらいボロボロ涙が出てきた。

自分の優しさが信じられなくなったり、
自分の力の足りなさに自信をなくしたり、
自分の弱さや、人に想いを上手く伝えられなくてイライラしたり。
それでもとりあえずやれるようにベストを尽くさなければいけない不安もありつつ。

大体このアルバムを聴く時には心の許容量が足りなくなた時で、
でもこの曲を流すスピーカーの前に座るとやりきれないくらい助けられる。
自分の中にあるものの全てが、そんなに難しいことじゃなく思える。





このアルバムは1998〜1999年にかけて、
Keith Jarrettの自宅でレコーディングされたという。
実に23年ぶりの"Solo"アルバム。
(リリースは1999年10月。)

慢性疲労症候群からの復帰後すぐにレコーディングされたそうな。

ずっと闘病中に傍で助けてくれた彼の奥様に、
復帰直後に感謝を込めてレコーディングしたアルバム。

そのせいかこの一枚の中には"愛情"、"感謝"、"覚悟"、"勇気"、"不安との決別"のような、
静かだけれど力強い、でもとても謙虚で誠実な心が込められていると感じるのです。

それが言葉で言い尽くせない程の大きく、深く、でもとても優しいタッチとなって、
一粒一粒の音が聴く人の感性の近くに寄り添って、静かに語りかけてくれる。

まるで遠い昔に鳴った音がふと帰ってきたかのように懐かしくて、
とても個人的な響きなのに全く寂しくなく、情感に溢れていて。


Gershwinの"I Love You, Porgy"から始まる長くて短い音の流れに、
聴く度に変わる自分の想いを重ねてしまう。




作品は、それを創った人にとっての個人的な想いが強ければ強いほど、
聴く人はその音に自分の何かを写して聞こえるものだと思う。

そういった意味で、このアルバムはKeith Jarrettにとってこの上なく"個人的な"一枚であり、
人間という感情の塊にとってこの上なく"普遍的な真実"なんじゃないでしょうか。





こういうアルバムは、
こんな気持ちの時でないとあえて紹介もしないのでこの場に残しておきます。

もし心が行き詰まって困った事があった時、
誰かがこの日記を思い出して、このアルバムを聴くことがあれば、
とてもとても光栄な話です。




望んで闘病生活をしたいとは全く思いませんが(笑)、
できることならば常にこの一枚に込められた音の粒と同じくらい誠実で、
優しい人間として力強くいきたいものです。


心の底からそう思う「Dice☆ 25歳 未熟者」でした。
テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽